弊社では、会社全体として技術力を向上し、サービス品質を高めていくため、定期的に社内および社外で研修を開催しています。
また、建設構造物設計における論文の執筆経験がある従業員も在籍しており、常に新しい知見を取り入れる姿勢を持ち、プロフェッショナルとして技術を磨き続けています。
TRAINING技術力向上研修
ICTを活用した測量業務の効率化・データの数値化に関する研修
令和5年3月1日(水)14時から釧路市交流プラザさいわい2階会議室でICTを活用した測量業務等の効率化、データの数値化について社内研修会を開催し社員13名が参加しました。
株式会社岩崎技術本部企画開発部山本企画開発部長に講師を努めていただきました。
近年、国と地方自治体の財政事情や建設現場で働く人の減少と高齢化、自然環境への配慮から適切な品質、妥当な費用、造る人と使う人の安全、自然環境への負荷軽減が時代の要請となっています。
そのような中で、当社も高度な通信技術や電子計算機などの情報化分野を活用しデータの数値化を図ることで時代の変化に適合し調査、測量、設計、維持管理、修繕、更新の各段階で業務の受託を目指し、併せて土木工事に必要な起工測量、施工管理、竣工測量に参入するセールスポイントとして履行実績の拡大を図ります。
THESIS論文執筆
遊水地築堤材料の選択における
サステイナビリティ評価
若林・阿部・西村・堺
日本材料学会・会誌「材料」Vol.72,No.6,pp.467-474,2023.
執筆者
西村 右敏
株式会社プラテック 常務取締役札幌支店長
略歴
- 平成2年
北海道開発コンサルタント
(現:ドーコン) に入社 - 平成4年
北海道大学工学部土木工学科
基礎地盤工学講座 助手を担当 - 平成11~28年
建設コンサルタントの地質部門で土工や構造物の調査、設計、施工を担当
- 平成29年
株式会社プラテック 札幌支店に配属
論文概要
持続可能性(サステイナビリティ)が時代のキーワードです。
建設分野では、強靭化やCO2削減が注目されています。
しかし、現状の構造物設計体系では、環境負荷やコストに関する要求が明確ではありません。本研究の目的は、社会的、経済的および環境的側面を考慮したサステイナビリティ設計法の実効性について、事例研究を通じて検討することです。
本論文では、検討対象を遊水地築堤工事とし、築堤材料の選択におけるサステイナビリティ評価を行いました。含水比が高い掘削発生土の土質改良において、セメント系材料による固化破砕土は、粒度調整に比べてコストが安価で発生土利用率が高く、天然資源使用量も少なくなりますが、その一方で、CO2排出量は多いことが示されました。盛土材料の選択にサステイナビリティ評価は有益であり、技術開発の方向も明確にできるものと考えます。
SDGsSDGs宣言書
当社は国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、SDGsの達成に向けた取り組みを行っていくことを宣言します。
SDGsの達成に向けた取り組み
公共工事を通じた貢献
インフラ工事の設計・調査・測量を通して、強靱なレジリエンスなまちづくりに責献し、持続可能な社会基盤を実現します。
具体的な取り組み
- 災害に強いまちづくり
- 現場ごとの環境アセスメントの実施
- 社内品質基準の設定による高品質工事の提供
地球環境への配慮
自社内の省エネの取組を推進するとともに、循環型社会の構築に向けて地球環境に配慮した活動を実践します。
具体的な取り組み
- 社内LED化、ハイブリッドカーの導入
- ペーパレスの取組推進
- 環境配慮製品の積極調達
働きやすい職場づくり
安全で働きやすい職場環境づくりを推進し、全社員が仕事にやりがいとプライドを持てる組織づくりを実践します。
具体的な取り組み
- 長時間労働の抑制等、働き方改革の実践
- 多様な人材が働ける職場環境づくり
- 資格取得費用の負担等、人材育成の取組強化